【業界動向】
独連邦政府によるLinuxパイロットプログラム成功
■URL
http://www.gonicus.de/
http://www.bsi.de/
独連邦政府情報安全局からの依頼で、政府機関など公共機関でのLinux導入のためのパイロットプログラムを実行しているGonicus GmbHは、 Credativ、Knopper.net、LT-ecおよびSoluzioneなどと行なっていた、パイロットプログラムが成功裏に終わったことを発表した。このパイロットプログラムは、公的研究機関である、農業技術研究所に属する畜産研究所において実行された。
世界の公的機関で基幹OSとしてLinuxを採用する動きが盛んだが、特にセキュリティの問題から導入を検討している先進国が多い。独も同時多発テロ以後、セキュリティ保護の面からLinux導入の検討を真剣に考えている。
今回のパイロットプログラムの成功により、次の段階としては、50名規模の職場での研究および管理を行なうことになるという。向こう数カ月で関連するソフトウェアの入れ替えを行ない、種々の本格的な試験を行なっていくとしている。今回はかなり特殊な目的かつ分野であったため、今後の試験が重要になる。Gonicusは近い将来に次の段階の試験計画を明らかにしていく考えだ。
(2003/3/5)
[Reported by Gana Hiyoshi]
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