【eラーニング】
野村総研、3D利用の遠隔教育システム 「3D-IES Ver3.0」
■URL
http://www.3d-ies.com/
http://www.nri.co.jp/news/2003/030306-2.html
http://www.net-dimension.com/news_release/pr030306.pdf
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「3D-IES」のバーチャルキャンパス画面
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株式会社野村総合研究所(以下野村総研)は、双方向コミュニケーション環境を用いた遠隔教育システムの新版「3D-IES Ver3.0」(以下3D-IES)を、4月1日より販売を開始する。価格は50ユーザーで300万円から。
「3D-IES」(3D Interactive Education System)シリーズは、インターネットを用いて講義や音声、テキストのリアルタイム配信を行なう遠隔教育システム。3Dによる“バーチャルキャンパス”を生徒や教師で共有し、アバターチャットや音声チャットによって双方向のコミュニケーションをとりながら講義を行なうものだ。これまで大学や専門学校を中心に20セットを販売、主に語学教育などで利用されている。また北海道大学、名古屋大学など国立5大学が行なった「リアルタイム双方向遠隔教育に関する共同実験」でもこのシステムを利用し、遠隔教育に双方向コミュニケーションが役立つことが実証されたという。
新バージョンの「3D-IES Ver3.0」では、新たに株式会社ネットディメンションの3Dコンテンツエンジン「MatrixEngine」を採用。従来の専用ソフト利用からWebブラウザーのプラグインを利用する方式に変更したほか、3Dデータを従来の1/30~1/40まで圧縮することで、ネットワークでの動作が軽快になり、ユーザー側への導入も容易となった。また3D空間へのストリーミング映像や音声の配信に対応したほか、アバターチャット空間で情報共有を行ないながらの協調学習機能も持たせている。
「3D-IES Ver3.0」の価格は、1セット300万円(同時アクセス50ユーザー)から。野村総研では、初年度30セットの販売を目標としている。
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(2003/3/6)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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