コアラ、IPテレビ電話サービスも開始
韓国製のディスプレイ一体型電話機を販売
コアラは5日、IPテレビ電話サービスを開始すると発表した。同社ではすでに音声のIP電話サービスの提供を発表しているが、これに加えて今回、5.6インチのタッチパネル式ディスプレイを一体化したIP電話機の販売を開始することにした。
コアラが取り扱うのは、H.323プロトコルに対応した韓国Wooksung Electronics社製の端末。最大で毎秒30フレームの映像伝送を実現している。映像や音声の外部入出力端子を備えているため、相手の映像を外部ディスプレイなどに出力したり、ビデオの映像を送信することも可能だ。
1つのIPアドレスをパソコンと共有可能なほか、PPPoE認証に対応しており、接続環境を選ばないという。これにより、ADSLなどを通じてIP電話同士で無料テレビ会議が行なえるとともに、4月にもサービスを開始するIP電話サービスにより、一般公衆電話への低料金通話も可能。300件登録可能な電話帳により、タッチパネルから相手を選ぶだけで電話がかけられる。
コアラでは、同社のISP会員だけでなく、九州の企業や自治体などに向けてもIPテレビ電話端末を販売していく考えだ。価格は1台8万2,000円となっている。
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(2003/3/6)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]