【調査結果】
オンラインストレージサイトから秘密漏洩の危険~英調査
■URL
http://www.websense.com/company/news/pr/03/emea/030303-uk.cfm
Webなどを通してデータを簡単にアップロードできるオンラインストレージサイトが企業のセキュリティ管理上の重大な脅威となるとの調査結果が発表された。この調査は、英WebsenseとInfosecurity Europe 2003が共同で行なった「Emerging Internet Threats Survey 2003」。
同調査は欧州400社以上の企業を対象として行なわれたが、そのうち従業員によるオンラインストレージサイトの使用状況を把握していない企業のIT管理者が52%だった。また、調査対象となった企業の71%がオンラインストレージサイトの使用に関するポリシーを定めていなかった。
本来、オンラインストレージサイトは、ビジネスマンがどこからでも重要な書類を取り出せるように発案されたものだ。だが、どこからでもアクセスでき、また複数の人とファイル共有できる機能が、秘密情報が漏れる危険性にもなっている。
Websense EMEAの副社長Geoff Haggart氏は、「オンラインストレージサイトはビジネスにとって正真正銘の脅威だ。インターネットを使用できる従業員が、機密扱いで価値の高い情報を痕跡を残すことなく保存できるということが意味するところはとても大きい」とコメントしている。
(2003/3/10)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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