【事業計画】
Intel、米VivatoなどWi-Fi企業4社に投資
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http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20030310corp.htm
米Intelは10日、新たに米VivatoなどWi-Fi関連技術企業4社に投資したことを明らかにした。これは昨年10月にWi-Fi関連技術に総額1億5,000万ドルの投資を行なうと発表した計画に伴うもので、1999年にIntelが初めて無線ネットワーク企業に投資して以来、今回の投資で15社目となった。
今回投資が行なわれたのは、米Vivato、米rovingIP.net、英Broadreach Networks、米Pronto Networksの4社。
VivatoはWi-Fiが数百メートル先まで使え、同時にセキュリティを確保する「Wi-Fiスイッチ」を開発しており、アクセスポイントの数を減らし、管理コストを減らすことで無線LANを配備する企業の設備投資額を大幅に減らせるとしている。今回のIntelの投資により、同社のこれまでに受けた投資総額は2,900万ドルに達した。Vivatoは先月屋内用壁掛けWi-Fiスイッチを8,995ドルでサンプル出荷開始したばかり。
rovingIP.netは、無線ISP同士のローミングソリューションを提供している。Broadreach Networksは無線ブロードバンドキオスクを開発し、英国内に多数設置してインターネットサービスを提供。Pronto Networksは公衆ホットスポットの管理を簡単にする仕組みを提供している。
これらの投資についてIntel副社長でIntel Capitalの通信セクター担当部長Mark Christensen氏は「これらの企業が提供する製品やサービスは、3月12日にデビューするIntel Centrinoモバイルテクノロジーを補完するものだ」とコメントした。
(2003/3/11)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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