【サービス】
キャセイ航空、機内で電子メールの
リアルタイム送受信サービスを開始
■URL
http://www.cathaypacific.com/intl/aboutus/press/0,3845,31342-89445,00.html
http://inflight.netvigator.com/
香港に本社を置く航空会社Cathay Pacific Airways(以下Cathay)は、飛行中の旅客機内から、乗客が電子メールをリアルタイムで送受信できるサービス「NETVIGATOR Inflight」を開始した。同社の旅客機の約半数にあたる42機でサービスが利用できる。
これはCathayと、香港の通信大手企業PCCW、および米Tenzing Communicationsの提携で実現したもの。3月11日からテスト運用を開始、6月まで試験サービスとして提供する。利用にはノートPCの持ち込みが必要で、事前に「NETVIGATOR Inflight」のサイトから登録して専用ソフトをインストールする必要がある。これによって、通常利用しているISPのメールを、飛行中もリアルタイムで送受信することがが可能となる。現在はWindows 98/Me/2000/XPに対応している。
「NETVIGATOR Inflight」の利用は、ファーストクラスおよびビジネスクラスの全席と、エコノミークラスの前部座席の一部に限定される。試験サービス終了後は本サービスに移行する計画で、料金は受信メールのヘッダー閲覧機能のみで、1フライト9.95ドルを予定している。これはいわば基本料金で、メールの送受信にはヘッダー閲覧とは別に、1KBあたり0.6ドルを課金する予定だ。
Cathayによれば、運用する旅客機の半数で電子メールサービスを提供するのは、世界初の規模という。同社は2003年末までに、運用する全旅客機でこのサービスに対応する予定だ。
(2003/3/12)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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