【新製品】
三洋、世界初となるIPv6対応の無線デジカメを開発
■URL
http://www.sanyo.co.jp/
三洋電機株式会社は、2002年7月に発表した無線LAN対応デジタルカメラにIPv6プロトコルスタックを搭載した「IPv6対応ネットワークデジタルカメラ(IPv6無線デジカメ)」を試作開発した。三洋電機では、IPv6無線デジカメとIPv6対応テレビやサーバ機能付きホームゲートウェイの連携により、情報家電を使ったビジュアルコミュニケーションを提案していくとしている。
三洋電機では情報家電向けに最適化されたコンパクトなIPv6スタックを開発してきており、今回のIPv6無線デジカメには、その成果であるIPv6プロトコルスタックを実装したもの。同時にIPv6無線デジカメを使ったアプリケーションとして、IPv6対応テレビとの連携によるビジュアルコミュニケーション技術、ホームゲートウェイとの連携によるパーソナルコンテンツ交換技術を開発した。
IPv6無線デジカメは、2002年7月に発表した無線LAN対応デジタルカメラと同様、三洋電機の150万画素デジタルカメラ「DSC-SX560」をベース機として開発。固定アドレスの利点を活かし、IPv6ネットワークに接続するだけで、PCを介さずにビジュアルコミュニケーションを実現している。具体的には、リアルタイムで音声付き動画の送信を可能にしており、応用の仕方によっては、IPv6ネットワークに接続するだけで、ライブ中継やビデオ電話などの展開も考えられるという。
また、同社では、今回試作したIPv6無線デジカメやIPv6対応デジタルテレビなどを3月14日にパシフィコ横浜で開幕する「Net.Liferium 2003」に参考出品し、IPv6ネットワーク環境での通信デモなどを行なうとしている。
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IPv6無線デジカメの利用イメージ図 |
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(2003/3/12)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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