【ソフトウェア】
Opera、バッファオーバーフロー脆弱性などを修正した「7.03」を公開
■URL
http://www.opera.com/pressreleases/en/2003/03/13/(英文)
http://www.opera.com/windows/changelogs/703/(英文)
http://www.jp.opera.com/
ノルウェーのOpera Softwareは13日、Webブラウザー「Opera 7.03」英語版および日本語版などを公開した。同社Webサイトからダウンロードできる。ほかの言語についても、随時公開する予定だという。また、日本語版の代理店である株式会社トランスウエアからも、7.03日本語版のダウンロードができる。
「Opera 7.03」では、教育機関向けのライセンスプログラムを開始すると共に、いくつかの問題を修正している。教育機関向けのライセンスプログラム「the Opera for Higher Education Program」は、通常のライセンス価格と比較して、高等教育機関に対して安価にライセンスを提供するというもの。米マサチューセッツ工科大学(MIT)やハーバード大学のロースクールなどが既に導入しているという。
その他の変更点では、3月5日に発表されたMacromediaの「Flash Player」の脆弱性を修正した「6,0,79,0」への対応や、3月10日に発表されたバッファオーバーフロー脆弱性の修正、広告バナーの安定化などが挙げられている。
3月10日に発表されたバッファオーバーフロー脆弱性の問題は、Operaがダウンロードを行なう際に、ダウンロードするファイルの名前の長さをチェックしていないために、長いファイル名を指定するとバッファオーバーフローが発生する可能性があるというもの。Opera Softwareでは、ダウンロードする前にファイル名の長さをチェックすることでこの問題に対応したとしている。
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(2003/3/13)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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