【セキュリティ】
Windows Updateの自動更新でインストールした更新が再度表示される不具合
■URL
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;813118
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「Windows Update.log」をメモ帳で開いた画像。真ん中のところで「0x80070643」エラーが発生していることがわかる
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マイクロソフト株式会社は13日、Windows Updateの自動更新でインストールし終わった更新情報が再度表示されることがある不具合を発表した。対象OSは、Windows XP。
この問題は、Windows Updateの自動更新機能でダウンロードおよびインストールしたはずのセキュリティパッチなどが、その後“更新の一覧”に再度表示される場合があるというもの。更新したはずのセキュリティパッチが、その後も“更新すべき一覧”に表示されるため、インストールに失敗したかのような錯覚に陥る可能性がある。
原因は、更新プログラムのインストールの際に参照する「%Systemroot%\System32\Catroot2フォルダに置かれているログファイルまたはデータベース」が破損しているために発生する。
不具合が発生しているのか判断するためには、スタートメニューの検索から「Windows Update.log」を探し、その中に「0x80070643」というエラー番号がないか調べればわかる。万が一、このエラー番号が見つかった場合は、不具合が発生しているので対策を行なう必要がある。
対策方法は、「Edb.log」ファイルか「Catroot2」フォルダの名前を変更した後、Windows UpdateのWebサイトから通常通りアップデートを行なうことにより解決する。「Edb.log」、「Catroot2フォルダ」がある場所は以下の通り。
「Edb.log」ファイル C:\WINDOWS\System32\Catroot2\Edb.log
「Catroot2」フォルダ C:\WINDOWS\System32\Catroot2
ここに置かれている「Edb.log」を「Edb.old」、「Catroot2」を「Catroot2.old」などと名前変更し、再度アップデートを行なえば解決する。
(2003/3/14)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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