【業界動向】
総務省、NTT東西の地域IP網接続料値下げと
光ファイバー手続迅速化を認可
■URL
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030314_6.html
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030314_7.html
情報通信審議会は、NTT東日本および西日本が2003年1月に行なった地域IP網接続料金の値下げ申請および光ファイバー開通手続きの迅速化について、認可が適当との答申を行なった。
地域IP網接続料金の申請内容は、NTT東西のフレッツ・ISDN、フレッツ・ADSL、Bフレッツそれぞれに構成していた中継局内装置を一本化することで費用低減を図るというもの。また、NTT西日本では中継局内装置に加え、Bフレッツ網の集約についても申請を行なっているほか、NTT東日本ではBフレッツニューファミリータイプのスプリッター分岐数をNTT西日本のBフレッツファミリー100タイプと同構成に変更、合わせてスプリッター接続料金を新たに設定する旨を申請している。
一方の光ファイバー開通手続きについては、納期の確認を工事途中で実施することで、標準として1カ月以内に光ファイバーサービスを開通できるというもの。そのほか光ファイバーの開通時期、伝送品質の確認といった情報提供サービスの拡充も図られるという。なお、NTT東日本では光ファイバーの概算納期を調査できるシステムを独自に開発している。
総務省では、情報通信審議会の答申を受けてNTT東西の申請を認可。ただし、光ファイバーの手続き変更についてはサービス申し込みから接続までの標準期間、提供可能時期および伝送損失に係る事前照会の標準的期間を1年後をめどに見直しを行なうことに加え、光ファイバーの敷設計画やNTT東の概算納期情報開示システムの利用実績について公開することとした。また、本件とは別の内容となるものの、メガデータネッツのPVCメニューについて接続料の設定を行なう約款変更の申請を行なう旨を要望した。
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(2003/3/17)
[Reported by 甲斐祐樹]
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