【セキュリティ】
5月9日にハードディスクを破壊するウイルス「GROUCH」
■URL
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=VBS_GROUCH.A
トレンドマイクロ株式会社は、5月9日にハードディスクのデータを破壊するVBScript型ウイルス「VBS_GROUCH.A」を警告した。危険度は「低」だが、破壊力と感染力は「高」になっている。
GROUCHは、VBSで作成されたウイルスのため「Windowsスクリプティングホスト(WSH)」がインストールされた環境でないと動作しない。だが、WSHは、Windows98/2000環境で標準インストールされている。また、それ以外の環境でも、InternetExplorer5に付属する形でインストールされるという。このためGROUCHは、Windows 95/98/Me/NT/2000/XP上でも動作する可能性がある。
感染方法は、メールやmIRC、P2Pファイル交換ソフトを経由する。感染すると、自身のコピーを作成、レジストリを書き換えPC起動時に自動的に動作するようにするほか、Microsoft Wordの標準テンプレートにも感染する。
(2003/3/18)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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