【調査結果】
P2Pファイル交換ソフトの主要な用途はポルノ入手?~米調査結果
■URL
http://www.palisadesys.com/news&events/press_releases/p2pstudyrelease.shtml
米Palisade Systemsは17日、P2Pファイル交換ソフトの主要な用途はポルノ動画や画像の入手であるとの調査結果を発表した。
調査結果によると、動画を対象とした検索の73%はポルノ関連で、また画像を対象とした検索の24%が幼児ポルノだった。動画や画像に関わらず全ての検索の6%が何らかの形態の幼児ポルノを求めていた。一方、ポルノ関連でなく、また他人の著作物でもないものを求める検索は全体の3%だった。
この調査は、Gnutellaネットワークに対して行なわれた2,200万のクエリーの内容を分析したもので、調査にあたってPalisadeはIPアドレスなど個人を特定できる情報を除去したうえで、Limewire、Morpheus、BearShare、Xoloxなどファイル交換ソフトを調査した。
情報セキュリティと企業の責任などについて13年間の経験を持つ弁護士Daniel Langin氏は、「規制されていないP2Pファイル交換によって、組織は多くの重大なリスクにさらされる可能性がある。もっとも明白なリスクは、著作権侵害についての民事訴訟である。P2Pで交換される、明らかに性的なデータの量を考えると、働くのに適さない職場であるとする差別訴訟に組織をさらすかもしれない。もっとも危険なのは幼児ポルノに関連したP2Pの使用で、これは重罪に値する犯罪である」と、企業がP2Pファイル交換ソフトの使用を制限する必要性について指摘した。
(2003/3/18)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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