【無線機器】
米Vivato、屋外半径4キロを「ホットゾーン」にするWi-Fiスイッチを発表
■URL
http://www.vivato.net/press/press03172003b.html
米Vivatoは17日、ワイヤレス製品に特化したイベント「CTIA Wireless 2003」会場で2.4GHz帯の屋外用Wi-Fiスイッチを発表した。カバーエリア内半径4kmの多数のクライアントに対して1つのアクセスポイントから無線インターネット接続を提供できる。
このWi-Fiスイッチは、内蔵された電子制御のフェーズドアレーアンテナを使い、同時に3つのビームを放射することでエリアをカバーし、屋外にいる最大150クライアントと接続できる。見渡しの効く塔などに設置された場合、11Mbpsの接続速度で最大4.2km、速度を1Mbpsに落とせば最大7.2kmの距離で接続できる。このWi-Fiスイッチの大きさは厚さ14.08センチ、1.18メートル×1.01メートルの大きさで、屋外で風雪にさらされても大丈夫なように設計されている。
Vivatoに対しては、先日Intelが出資を発表するなど、Wi-Fi関連企業として注目されている。今回の製品発表で、今後のWi-Fi業界に与える影響が注目される。この屋外用Wi-Fiスイッチの米国出荷価格は1万3,995ドルで、5月に出荷される予定だ。
(2003/3/18)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com) ]
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