【新技術】
~10Mbpsの帯域保証で月額4,980円。8月には法人向け40Mbps保証型も
T-comと三菱商事、帯域保証型の10MbpsCATVインターネット接続サービス
■URL
http://www.mitsubishi.co.jp/
http://www.t-com.ne.jp/
http://www.ayu.ne.jp/
http://www.adventnetworks.com/
株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ(以下、T-com)と三菱商事株式会社は20日、T-comの子会社である厚木伊勢原ケーブルネットワーク株式会社(以下、AIC)において、4月より帯域保証型CATVインターネット接続サービスを開始すると発表した。料金は、10Mbpsの帯域保証型で月額4,980円。
このサービスは、米Advent社の開発した「Ultraband」システムを利用して、CATVのネットワーク環境で帯域保証型のインターネット接続サービスを提供するというもの。
「Ultraband」の特徴は、既存のCATV事業者が保有するHFC(Hybrid Fiber Coax)ネットワークに手を加えず、事業者側にセンターモデム(Ultraband Switch Router)、ユーザー宅に宅内モデム(Ultraband Access Gateway)を導入するだけで、帯域保証型CATVインターネット接続サービスを提供できる点だ。
ADSLは局舎間距離の問題で速度が出ない場合があり、FTTHはベストエフォートタイプのためユーザーが多い時間帯ではスループットが落ちる可能性がある。その点速度保証型のこのサービスでは、センターモデムと宅内モデム間の通信帯域を保証するため、速度低下の心配がないというメリットがある。
AICでは、三菱商事系のヒットポップスの協力を得て、帯域保証型の強みであるビデオオンデマンド配信やアニメ配信など、ブロードバンドコンテンツ配信を提供していく。また、T-comは4月以降、系列CATV局にも順次Ultrabandシステムを導入していく予定だという。
(2003/3/20)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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