イラク攻撃に関連したサイバーテロ、現在国内では未発生
3月20日に米英国によるイラク攻撃が開始されたが、これと前後して、海外のサイトや米軍関連のサイトなどで、大量のホームページ改ざんが発生しているとの情報が流れている。いずれもサイバーテロによるものかは確認されていない。
こうした状況を受けて、総務省がインターネットプロバイダー協会（以下JAIPA）に対し、国内ネットワーク状況把握のための調査を要請したことが明らかになった。JAIPAではこの要請を受け、20日午後にJAIPA加盟ISP約200社に向けて緊急依頼を発信。現時点での状況を知らせること、またサイト改ざんなどの異変が見られた場合には、速やかに報告することを加盟ISPに要請している。
JAIPAによれば、20日夕方の時点でISP30社以上から報告が寄せられているが、現時点ではサイト改ざんや攻撃といった傾向は確認されていないという。同協会では引き続き報告を受け付け、また注意を呼びかけていくとしている。
(2003/3/20)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]