【ソフトウェア】
「Alexa Toolbar」バージョン7ベータ版公開
体感速度が大幅に向上
■URL
http://pages.alexa.com/prod_serv/new.html
米Alexaが24日、「Alexa Toolbar Version 7」のパブリックベータ版を公開した。新機能が搭載されたほか、体感速度が大幅に向上していることが特徴である。Webページからメールアドレスを入力することでインストールできる。
新機能は「Pop-up Manager」で、Webサイトで表示される邪魔なポップアップ広告を表示できないように設定できる。今回のバージョンアップではそのほかの新機能はないが、最も注目されるのは体感速度の向上だ。これまでのバージョンのAlexa Toolbarでは、インストールするとブラウザーの動作が非常に遅くなるため、その便利さにもかかわらず普及が進まなかった。今回のバージョンはベータ版であることを差し引いても体感速度が大幅に向上しており、利用価値が高まりそうだ。
ツールバーにはこれまで通り「Alexa Web Search」のための検索窓が用意されているが、残念ながら日本語を含めた英語以外の言語を入力するとAlexa Web SearchのWebサイトに飛ばされ、ここで新たにWebのフォームに入力しなおさなければならないようだ。また、サイト情報を表示させる「Site Info」や関連するサイトを表示する「Related Links」、そして過去のページの状態をアーカイブしているAlexaのWayback Machineへボタンひとつでアクセスできる「Wayback」ボタンも用意されている。
発表によると、Alexa Web Searchにも改良が加えられたようだ。AlexaのサーチエンジンはGoogleを利用しているが、Alexa自体もインターネット全体をインデックスしている。そのインデックスの量はGoogleを超えているとされる。そのためGoogleの検索結果が30件に満たない場合、Alexaのインデックスから自動的に検索結果が補完されるように改良された。Googleで全くヒットしない場合でもAlexaならヒットすることもあり、利用価値が高そうだ。
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(2003/3/25)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com) ]
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