米Endeavors、異なる種類のIMの送受信と管理を
実現する「Magi Secure XIM」

■URL
http://www.endeavors.com/PressReleases/interop.html

Magi Secureシリーズの解説ページ

　米Endeavors Technologyは3月25日、種類が異なるインスタントメッセージ（以下IM）ソフトのユーザー間でメッセージ送受信を実現する企業向けソフト「Magi Secure XIM」を発表した。従業員のIM管理にも対応しているという。

　「Magi Secure XIM」は既存のネットワークを変更することなく導入できるソフトウェアで、サーバーとクライアントPCにインストールして使用する。「Magi Secure XIM」によって、「AOL Instant Messenger」と「Windows/MSN Messenger」のユーザーのIM送受信が可能になる。クライアントPCにインストールするソフトは常駐型で、ユーザーは通常のIMソフトに変更を加えずに利用できるため、ソフトの存在を意識することはないという。また異なるIMユーザー間でのファイルの送受信にも対応している。

　「Magi Secure XIM」では、PKI基盤を採用したことで、セキュリティを確保したうえで異なるIMソフト間の送受信も実現している。さらに企業側にとっては、企業内のユーザーによるIMやIMソフトを使ったチャットルームをモニターすることができ、企業情報漏洩などの事態を防ぐことができるという。

　Endeavors社のマーケティング副社長であるKapi Attawar氏は、「Magi Secure XIMによって、IMプラットフォームの専有、およびIMをコントロールできなかった時代は終わりを告げる。このソフトウェアは企業、および企業間のビジネスに適した形にIMを拡張し、また電子メールと同様の方法でIMの管理を可能にする」と述べている。

(2003/3/26)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]