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渋滞・規制情報を考慮した車輌管理が可能にNTTデータ、GIS製品「GEOPLATS」で道路交通情報システム「VICS」に対応■URL
「GEOPLATS」は2002年より展開している純国産・Web対応のGISプラットフォーム。PC単体からイントラネット、モバイル端末まで幅広い利用形態に対応している。VICSはリアルタイムの交通情報・規制情報などを、主にカーナビゲーション(以下カーナビ)などの車載機に文字や図形で伝える交通情報提供システムで、現在VICS対応の車載機は累計600万台を突破している。 従来、VICSの編集や配信は道路交通情報センターに限定されていたが、2002年6月の道路交通法改正によって、民間の事業者でもVICS符号型情報(VICSで送信される渋滞情報などのデータ)の編集や提供が可能になった。NTTデータではこれを受けて、「GEOPLATS」のVICS対応を展開する形だ。 具体的には、GEOPLATSで表示した地図上に、渋滞情報、道路工事情報、規制情報などのVICS情報をリアルタイムに反映して表示する。ここにさらに施設情報や顧客情報、GPSと連動した車輌の現在位置といったユーザー企業固有の情報を重ね合わせることで、道路状況を加味したさまざまな予測や解析が可能になるという。例としては、タクシー会社の配車状況管理などで、配車を希望する顧客に対してより正確な配車情報を提供したり、車輌に対して的確な迂回路指示を出すといったことを実現できるとしている。 「GEOPLATS」の価格は本体1ライセンスで33万円~。VICS対応のアドインについては、情報量、システム構成により変動するため相談によっての価格決定となる。なお今年7月には、VICS対応を備えた新バージョン「GEOPLATS Version4.0」を発売する予定だ。NTTデータでは、地方自治体での消防防災支援システムや道路管理業務、運輸・配送業などへの需要を見込んでいて、年間で2億円の売上げを目標としている。 (2003/3/27) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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