【行政】
総務省、「アジア・ブロードバンド計画」を策定
■URL
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030328_7.html
総務省は、アジアにおけるブロードバンド環境の整備計画「アジア・ブロードバンド計画」を策定した。これは、2002年6月に決定された「e-Japan重点計画2002」および「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」に基づくもの。今後、総務省および関係省庁は、アジア各国の政府・民間企業・NPO・国際機関などと積極的な取り組みを展開するという。
計画では、アジアのブロードバンド化の現状を分析し、普及した国と普及率が1%未満の国や地域が存在するといったデジタル・デバイドや、欧州や北米に比べて各国間の情報流通量が極端に少ないことを指摘する。また、ブロードバンド化の取り組みにおいて注意すべき点として、アジアの多様性を配慮することを挙げ、民間主導の下、政府が補完的役割を果たしながら計画を進めていく必要があるとする。
計画は2010年までに、アジアのすべての人々がブロードバンド環境を利用できるようにすること、IPv6や次世代移動体通信など世界をリードするインフラを構築すること、アジアの文化的財産などがアーカイブ化され世界に発信されること、アジアの主要言語の機械翻訳技術を実用化することなどを目標としている。
(2003/3/31)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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