【調査】
イラク戦争でニュースサイトへのアクセスが急増~米調査結果
■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_030327.pdf
Nielsen//NetRatingsは27日、イラク戦争が開始した週から、ニュースサイトへの訪問者数が急増したとの調査結果を発表した。
同社は戦争が始まる前の3月10日~16日の1週間と、戦争が始まった3月17~23日の1週間について、主なメディアサイトのユニークオーディエンス(サイト訪問者)数を計測、分析している。これによれば、訪問者数1位の「CNN」は58%増(1,007万人)、2位の「MSNBC」は38%増(833万人)、「Yahoo!News」は21%増(646万人)と、いずれも前週に比べ大幅に増加している。
また訪問者数では上記サイトに及ばないものの、増加率が大きかったのは、「TIME Magazine」の169%増、英日刊紙「The Guardian」jの137%増などが挙げられる。戦争報道で人気を得ているニュース専門局「FOX News」は78%増、またアメリカの公共ラジオである「NPR Online」も73%増だ。「Whitehouse.gov」へのトラフィックも112%増加し、そのうち12%はテロの防御策などを専門に扱っている「Homeland Security」のページを訪れていた。
なお規模は小さいが、blogサイトへの訪問者数も急増し、特にblog用のWebスペースとツールを提供している「Blogspot.com」では12%増加した。このサイト内にバグダッドからblogを行なっている個人ページがあることが理由で、増加したトラフィックのうち86%はこのページにアクセスしていた。
(2003/3/31)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com) ]
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