【業界動向】
ActiveStateが迷惑メール対策タスクフォースを結成
■URL
http://www.activestate.com/Corporate/Communications/Releases/Press1048902672.html
カナダのActiveState社は3月31日、著名な迷惑メール対策研究者たちを集めた迷惑メール対策タスクフォースを結成したと発表した。ActiveStateはすでに迷惑メール対策ソフトを開発販売しているが、その技術をさらに向上させていく考えだ。
タスクフォースのメンバーは、Perlで開発されたオープンソースのベイジアン(ベイズ理論)メールフィルタリングプログラム「POPfile」開発者Dr. John Graham Cumming氏、Pythonで開発されたオープンソースのベイジアンメール分類ソフト「SpamBayes」の開発者Tim Peters氏、米MITのAILab所属でオープンソースの自動メール分類ツール「iFile」開発者Jason Rennie氏、協調的フィルタリングに多大な貢献をしているGary Robinson氏である。ActiveStateの開発部長Jesse Dougherty氏が統括する。
このタスクフォースは、特に企業に届く迷惑メールを出来るだけ排除し、生産性を高めることを目的としている。迷惑メールと必要なメール等をコンテンツによって解析する次世代の方法を開発すること、正当なメールだけを通すメールフィルタリングゲートウェイを開発すること、メッセージング業界と協力しながら標準規格の策定やメールポリシーを策定していくことなどを目標としている。
(2003/4/1)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com) ]
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