【新技術】
インフォシーク、コストが従来の10分の1の高性能検索エンジンを開発
■URL
http://release.infoseek.co.jp/release/030401press.html
インフォシークは1日、インテルアーキテクチャー(IA)サーバーで稼働する低コストの高性能検索エンジンを開発したと発表した。同社の運営するポータルサイト「infoseek」で使用しているものの廉価版にあたり、ショッピングサイトなどを対象にASP方式で提供する。まずは楽天フリマや楽天ブックスでの導入が予定されている。
インテルの協力によりプラットフォームをIAサーバーに置き換えることが可能になり、商用UNIXで稼働しているinfoseekの検索エンジンに比べて、コストを10分の1に抑えることができたという。また、オムロンソフトウェアやデータ変換研究所から形態素解析(キーワードや文章を単語に分解する)ソフトの提供も受け、人名や地名、固有名詞、英語文書の検索制度が向上した。
なお、今回発表された検索エンジンはコストパフォーマンスの向上に比重が置かれており、infoseekの検索エンジンとは検索規模やアルゴリズムなどの性能面で異なる部分がある。検索対象が数千万件以下のサイトに限定されるほか、リンク元サイトを評価基準に加えた「マルチ・プロセス・スコアリング」アルゴリズムは搭載されていない。インフォシークでは今後、大規模サイトにも対応できる技術を開発していくとしている。
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(2003/4/1)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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