【メールサービス】
AOL、Hotmail、Yahoo!Mailが自分のメールソフトで読める「IzyMail Online」サービスベルギーのIzyMailは1日、Hotmail、Yahoo!Mail、MSN、AOLなど独自のメールプロトコルを使用しているメールサービスを自分が使っているメールソフトから利用できるようにするサービスを開始した。 Webメールサービスの中には有料でPOP3アカウントを作れるところもあるが、そうしなくても複数のアカウントを自分のメールソフトで読めるようになる。また独自のメールソフトを使用するAOLにも対応している。 Webサイトでの登録手続はすべて英語だが、筆者がHotmailのアドレスで実際に作業をしてみたところ、すべてのメールを日本語で正常に読むことができた。IzyMailの説明によると、メールに使われている文字コードなどには手を加えずにデータをそのまま変換しているため、文字化けなどの問題に関するサポートはしないと説明している。 このIzyMailの新しいサービスIzyMail OnlineはWebで氏名、登録したいメールアドレスとパスワードを入力すると、IzyMailがそれぞれのメールサービスのプロトコルをPOP3、SMTP、IMAPなどのプロトコルに変換してくれる。指定されたとおりにIzyMailのPOP3サーバー名、SMTPサーバー名をメールソフトに設定すると、30秒ほどしてからYahoo!MailやHotmailなどを自分のメールソフトから利用できるようになる。 このようにサービスはプラットフォームに依存しないため、Windows、Mac、Linuxに限らずPDAなどからも利用できる。利用料金は1つのメールアドレスに対して6カ月で10.95ドル。最初の15日間は無料試用期間となっている。またISPに対してはボリュームディスカウントも行なう。 現在のところ、IzyMailの変換速度が非常に遅いために大量のメールをダウンロードするには不向きだが、IzyMailでもこの問題は認識しているため、今後の改善が期待される。様々なWebメールやAOLのメールアカウントを利用している人にとっては、1つの常用メールソフトからWebメールのアカウントも利用できるようになるため便利なサービスと言えよう。 (2003/4/2) [Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)] |
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