【セキュリティ】
集中管理のできるクライアント用ファイアウォール
■URL
http://www.elnis.com/release/rel03/index.shtml
http://www.elnis.com/product/integrity/int_gaiyo.shtml
ELNISテクノロジーズ株式会社は3日、米ZoneLabs社の集中管理ができるクライアント用ファイアウォール「Zone Labs Integrity(以下、ZLI)」の発売を4月7日より開始すると発表した。最小構成は25ユーザーライセンスからで、値段は個別見積もり。
ZLIは、クライアントPCとサーバーにそれぞれ専用ソフトを導入することによって、クライアント側のファイアウォールをサーバー側で一括管理が可能になるというもの。リモートログインを利用するクライアントPCに対して、特に有効だという。これにより、「ウイルス定義ファイルが更新されているPCのみ、リモートログインを可能にする」などの制限をサーバー側で管理できるようになる。
具体的には、クライアントPCの利用アプリケーションやアラート、メールの添付ファイルの検閲などを行なうことができる。また、グループやユーザー、IPアドレス毎にルール設定が可能なため、部署毎に異なる設定を行なうなどの柔軟なポリシー策定ができる。また、リモートアクセスのクライアントPCだけではなく、LAN接続のクライアントPCに対しても不審なアクセスの遮断やアプリケーション利用制限が行なえる。
ELNISテクノロジーズでは、「ほとんどの企業では、ゲートウェイに設置するファイアウォールは既に導入していると考えられるので、このソフトをクライアント用のファイアウォールとして導入してほしい。特にリモートアクセスの多い営業マンがいる会社などでは有用だろう。VPNや通常のファイアウォールとの併用を推奨している」としている。
(2003/4/3)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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