【事業計画】
「ブロードバンドサービス企画」が事業会社化。KDDIが筆頭株主に
■URL
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2003/0403/index.html
KDDI、日本テレコム、NEC、松下電器産業が2002年7月に設立したブロードバンドコンテンツにおける事業の企画・検討を行なうことを目的とした「ブロードバンドサービス企画」が、第三者割当増資を行なうとともに事業会社化すると発表した。増資後の筆頭株主はKDDIとなる。
増資後の4社の出資比率はKDDIが45.07%(増資前は23%)、NECが34.29%(同31%)、松下電器産業が17.64%(同23%)、日本テレコムが2.99%(同23%)となる。出資比率は大幅に変更されることになるが、事業方針の変更や4社間の足並みの乱れはないという。
今後の事業方針としては、ブロードバンドコンテンツの調達・提供や、各社が持つISPに対するブロードバンドコンテンツで構成された共同ポータルページの企画・製作を行なっていくほか、マーケティングやプロモーション活動も行なっていく方針だ。
また、KDDIが以前運営していた「111.tv」との関連性について同社広報では111.tvがナローおよびブロードバンドユーザー双方へのサービス提供を行なっていたのに対し、ブロードバンドサービス企画が提供するサービスではブロードバンドユーザーを対象としたサービスを展開していくとした。
なお、今回の第三者割当と事業会社化の決定は4月1日に行なわれた同社の臨時株主総会で決定されたもので、出資比率の変更にともない新たな代表取締役社長にはKDDIの嶋谷吉治氏が就任し、前社長の吉場修一氏は常勤監査役となった。
(2003/4/3)
[Reported by 村松健至]
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