【サービス/配信】
月額1万円からのDRM対応動画配信サービス「BBBase」■URL
「BBBase」はDRM(デジタル著作権管理)による著作権保護と課金代行、配信インフラ、コンテンツ告知までをパッケージにして提供する、動画配信サービスだ。従来の動画配信サービスに比べ、低いコストで利用できるのが特徴で、動画配信用の帯域や特別な設備を持たないコンテンツ事業者を対象として開発された。 BBBase側で著作権保護処理や課金対応、セットアップまでを一括で行なうため、コンテンツ事業者はWindows Media形式にエンコードした素材を送付することで、配信手続きが完了する。通常、BBBase側に到着した翌営業日からの配信が可能という。またコンテンツ事業者は各コンテンツのアクセス状況や購入状況をWebから確認でき、これによってコンテンツの課金額や、視聴可能回数を変更することができる。コンテンツ告知はブロードバンドコンテンツ情報サイト「RBB Navi」を通じて行なう形だ。 視聴者はプリペイド型のポイント「BB貨」(ビビカ)を購入し、このポイントでコンテンツを視聴する。BB貨は1,000円単位でクレジットカードで購入できる。またコンテンツ視聴には、オンデマンドコンテンツ用の「Touch Player」と、ダウンロードコンテンツ用の「TouchView」という専用アプリケーションが必要となる。現在はどちらもWindowsにのみ対応し、別途「Windows Media Player」(7.1以降)のインストールが必要だ。 BBBaseのコンテンツ配信料金は、ハードディスク容量300MBのAコース(512Kbpsの場合で想定収容時間80分)で月額1万円、同2GBのCコース(512Kbpsの場合で想定収容時間532分)。最低3ヵ月からの契約が必要で、別途5万円の初期費用が必要となる。なおBBBaseを利用したコンテンツはすべて有料配信を行なう方向で、視聴料金は最低100円からを想定しているという。なお4月4日よりプレビュー提供として、「RBB Navi」内で4種9タイプの無料コンテンツ配信を開始している。 ハウスバンクとIRI-CTは、大手コンテンツ所有者はもちろん、インディーズ映画製作者や中小映像制作会社など、映像コンテンツを持つ各種事業者にアピールする方向で、このサービスによって初年度の登録コンテンツ数を1,000種、登録会員数10万員を目標としている。 (2003/4/4) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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