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NEC、位置情報と動画を組み合わせたルートナビゲーション実験を開始
■URL
http://www.nec.co.jp/press/ja/0304/0703.html
日本電気株式会社(以下、NEC)は7日、Web上でGPSを利用して位置情報とストリーミング画像を連動させたルートナビゲーションサービス「リアルマップシステム」の配信実験を開始したと発表した。
リアルマップシステムは、あらかじめ登録されたWeb上の地図に表示されている現在位置情報と、その周辺のストリーミング映像を連動させたルートナビゲーションサービス。三菱電機の開発した地図映像連動技術とコボプラン社のGISエンジンを活用して構築されている。ユーザーは事前に地図と周辺の状況をストリーミング映像で確認することによって、あらかじめ周りの風景や位置を把握することが可能となり、初めて行く目的地でも容易に到達することができるという。
配信実験では、NEC本社への訪問者や研修サービスの受講者向けに、JR田町駅から目的地までのナビゲーションを同社Webサイトで具体的に提供される。
NECでは、配信実験を通してリアルマップシステムのASP提供を計画しており、ユーザー企業の利用用途にあわせて4種類の提供形態を検討しているという。検討されているサービスは、最寄り駅からの道のりなどを動画で提供する「不動産関連」でのサービス、施設内部や案内地図を動画で提供する「複合型施設」、空港や病院など人が多く集まる施設までのルートを動画で紹介する「公共施設案内」、地震、噴火情報などの被害範囲を動画で知覚的に紹介する「ハザードマップ」の4種類。同社では、これらのサービスを実験中に検討するとともに、今後の拡張方向としてPDA等への対応やブロードバンド&モバイルにおける位置情報サービスの提供も視野に入れて研究していくという。
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サービスイメージ
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(2003/4/7)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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