【団体・人物】
Wi-Fiが3周年記念~「相互運用性とオープンスタンダードが成功の鍵」
■URL
http://www.wifialliance.org/OpenSection/ReleaseDisplay.asp?TID=4&ItemID=135&StrYear=2003&strmonth=4
Wi-Fi Allianceは7日、「Wi-Fi認定プログラム」とそれにともなって作られた「Wi-Fi」という造語が3周年を迎えたことを発表した。
認定プログラムが開始された時点では、同じIEEE802.11標準規格に則った製品であっても必ずしも他社製品が相互接続できるとは限らなかった。Wi-Fi認定プログラムにより相互運用性を認定し、ユーザーが安心してWi-Fi製品を利用できるようにしたことの功績は大きいと言える。
Wi-Fi Allianceの会長であるDennis Eaton氏は「Wi-Fiにとってこの3年間はめざましいものだった。どんな新しいテクノロジーでもそうだが、我々はWi-Fiの潜在的成長力について高い期待を抱いていた。Wi-Fiは我々の期待を超えて成長しただけでなく、起業家、巨大テクノロジー企業、そして草の根規模の組織が再結集するためのポイントになったのである。この経験を振り返ってみると、真の相互運用性とオープンスタンダードがWi-Fiの成功のカギだったことは明らかだ」とコメントした。
Eaton氏はさらに、Wi-Fiを使った公衆アクセスサービスが始まったこと、ノートパソコンにWi-Fiが内蔵されて出荷されることが普通になりつつあることも指摘してWi-Fiの成功を祝った。
Wi-Fi Allianceは1999年8月に3Com、Aironet(買収されて現在Cisco)、Lucent Technologies(現在Agere)、Intersil、Nokia、Symbol Technologiesによって設立。Wi-Fi認定プログラムは2000年3月に開始されている。
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(2003/4/8)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com) ]
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