【業界動向】
米InterVideo、Windows MediaをLinuxに移植
■URL
http://www.intervideo.com/jsp/Press.jsp?mode=04-07-2003C
米InterVideoは7日、Windows MediaテクノロジーをLinuxベースの家電に移植することで、Microsoftと合意したと発表した。
この合意に基づき、InterVideoはWindows Mediaフォーマットと関連技術を、Linuxベースのコンシューマー機器メーカーに対して供与できることになった。セットトップボックスやパーソナルビデオレコーダーをはじめとする、さまざまなマルチメディア機器を想定しているという。
InterVideoがLinuxに移植できるのは、Windows Media AudioおよびVideoコーデック、Windows Mediaファイルコンテナ、Windows Mediaストリーミングプロトコル、DRMサポートとなる。
なおMicrosoftは、LinuxプラットフォームでのWindows Mediaフォーマット対応を現在も行なっておらず、今回移植されるのはLinuxベースのコンシューマー機器に限定される。その一方で、Microsoftはコンシューマー市場に対して「Windows CE.NET」などを積極的に推進しており、こうした戦略への影響が注目される。
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(2003/4/9)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)]
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