NTT Com、企業向けIP電話サービス「.Phone IP Centrex」

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http://www.ntt.com/release/2003NEWS/0004/0409.html

　NTTコミュニケーションズ株式会社（以下、NTT Com）は9日、企業向けIPセントレックスサービス「.Phone IP Centrex（以下、.Phone）」を4月10日より開始すると発表した。料金は、基本工事料が1,000円、月額料金が600円から、従量分が3分8円となる。

　IPセントレックスサービスとは、IP網経由でPBX（Private Branch Exchange：構内電話交換機）機能を提供するというもので、NTT Comでは2002年11月より企業向けIP電話サービス「シェアードIP-PBX」として試験提供していた。商用サービスを始めるにあたり、名称を「.Phone IP Centrex」に変更して本格的に提供開始する。

　.Phoneを導入することにより、従来構内に設置したPBXで実現してきた機能をIP網側にアウトソースすることが可能となる。IP網側にアウトソースにすることによる利点は、主に多数の拠点をもつ企業にある。多数の拠点をもつ企業では、PBX設備を導入していない拠点も存在するが、そのような拠点においても内線グループに組み入れることができ、さらに拠点をまたがった代表を設定するなどのPBX機能が利用可能となるという。

　NTT Comでは今後の予定として、広域イーササービス｢e-VLAN｣やIP-VPNサービス｢Arcstar IP-VPN｣など各種データサービスを利用しているユーザー向けのラインナップを拡充するほか、NTT ComのVoIP基盤網を採用するOCNや@niftyなどのIP電話事業者との050番号による相互通話の実現などを順次実施するとしている。

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(2003/4/9)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]