【調査/広告】
米国のインターネット広告売上が回復傾向~広告業界団体調査で判明
■URL
http://www.iab.net/news/pr_2003_4_9.asp
米国内のインターネット広告売上が、2000年以来初めて2四半期連続して増加したことが明らかになった。
これはインターネット広告の業界団体Internet Advertising Bureauがスポンサーとなり、PricewaterhouseCoopersが実施した「Internet Ad Revenue Report」調査結果から得られたもの。調査はインターネット広告業界の80%の売上を占める15社のデータをもとに編纂されたもので、来月正式に発表される同協会の2002年度版年報では、このデータに業界全体の売上が含まれるように若干の修正が施される予定という。
調査結果の速報によれば、2002年第4四半期における米国内のインターネット広告売上は15億ドルで、第3四半期に比べて2%増加していた。二つの四半期に連続して増加が見られたのは、2000年以来のことになる。この15億ドルという売上は、2001年同時期に比べると9.8%の減少だが、売上減少率が1桁台だったのは2001年第1四半期以来であり、減少傾向に歯止めがかかっている傾向が見られる。また2002年の年間を通じたインターネット広告売上は、59億5,000万ドルとなった。
(2003/4/10)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)]
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