【サービス】
NRIサイバーパテント、セキュリティを強化した特許情報配信を開始
■URL
http://www.patent.ne.jp/
http://www.nri.co.jp/news/2003/030410.html (リリース)
|
クリプト便を用いた配信のモデル図
|
エヌ・アール・アイ・サイバーパテント株式会社(以下NRIサイバーパテント)は、セキュリティを配慮した特許情報配信サービスを、4月11日より開始する。特許情報サービス「NRIサイバーパテントデスク」から提供する。
「NRIサイバーパテントデスク」は、野村総合研究所(以下NRI)が1996年に開始した特許情報提供サービス。特許庁発行の公報に加え、米国特許公報や主要企業の技報の検索・配信機能を提供している。2001年には専業の新会社であるNRIサイバーパテントを設立して運営を行なっている。
今回は、最新特許情報を設定したキーワードで自動検索する「新着公報自動検索」(SDI検索)を強化。従来はヒットした件数のメール配信のみだったが、セキュリティに配慮したファイル交換システム「クリプト便」を利用することで、メールと連動した特許情報抄録の閲覧が可能になった。該当特許情報がヒットすると、その抄録がPDF化されて「クリプト便」のサーバーに格納される。これがメールで通知され、ユーザーが専用サイトにログインすることで、該当特許の抄録を閲覧できる仕組みだ。
NRIサイバーパテントによれば、特許情報は機密性や特殊性が高いことから、通常メールでの配信はできないが、クリプト便を利用することで、メールと連動した配信が可能になったという。同じくNRI子会社であるNRIセキュアテクノロジーズと共同で開発したものとなる。
新サービスは「NRIサイバーパテントデスク」内の1機能として提供される。利用には月額2,000円の基本料金(従量制の場合)と、特許抄録表示1件に付き50円の料金が必要となる。
(2003/4/10)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
|