【業界動向】
KDDI、出会い系サイト対策でEZwebにアクセス制限
■URL
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2003/0415/ (KDDIのリリース)
http://www.tu-ka.co.jp/news/release/030415.html (ツーカーグループのリリース)
auとツーカーグループは、「出会い系」サイトなどの一般サイトへ未成年者によるアクセスが増加していることへの対策として、携帯電話向けサイトへのアクセスを制限する「URLフィルター機能」を導入すると発表した。
URLフィルター機能に申し込むと、一般サイトや、公式サイトでもKDDIが管理するメールフィルターやパスワードなど各種設定、同社が提供するサービス案内や企業情報などのサイト以外にはアクセスできなくなる。auでは2003年秋頃、ツーカーでは来年以降導入する予定。利用料は無料で、申込は契約者本人、または、契約者が未成年の場合は保護者からも可能となっている。
今回、大部分のサイトに対してアクセス制限を導入することに対して、KDDI広報部では、「他社と異なりネットワーク上にゲートウェイを設けていないため、公式非公式というアクセス制限の区分けはできない。また、各コンテンツプロバイダーを選別するかのように、サイトごとに異なったアクセス制限をかけるのはポリシーに反する」とした上で、「一部のユーザーによる犯罪行為を排除する意味でも、対策の実効性を高めるため、大部分のサイトへのアクセスを制限した」という。
両社ではこのほか、携帯電話のブラウザで専用のURLにアクセスして、画像を閲覧できるサービス「フォトメール便」(au)・「ピクチャーメール」(ツーカー)のアクセス回数制限を5月7日から実施する。
両サービスは、添付ファイルが受け取れない携帯端末や、閲覧できる画像形式が異なる携帯端末に画像を送信する場合に使用するもの。今回、専用URLにアクセスできる回数が1画像につき最大50回までに制限される。KDDIでは、こちらの措置についても、「公序良俗に反する画像などが不特定多数に公開されるのを防ぐため」としている。
なお、NTTドコモでもiショット画像の閲覧制限を50回に制限する措置を2003年2月から実施しており、今夏には一般サイトへのアクセス制限も開始される予定。
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(2003/4/15)
[Reported by 鷹木 創]
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