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JR東日本と日本テレコムの駅無線ネット、J-スカイユーザーにワンデイID発行■URL JR東日本と日本テレコムは16日、共同で展開している「無線による、駅でのインターネット接続実験」において、J-スカイユーザー向けの「1DAY-ID/パスワード」発行サービスの試験提供を5月中旬にも開始すると発表した。携帯電話からその場で取得でき、無線LANによるインターネット接続サービスが利用できる。利用は無料。 駅でのインターネット接続実験ではこれまで、あらかじめモニター登録した提携ISPの会員が、ISPのIDを使って接続できる仕組みが用意されていた。しかし、「事前の申し込みなしに利用したい」という要望があることや、ISPの加入者以外でも利用できるようにするため、今回のサービスを提供することにしたという。 J-スカイの公式メニューとして、「駅で無線LAN体験」というページを用意(アクセス先は、「Jフォンメニュー」→「J-スカイメイン」→「辞書・実用・more」→「more」→「J-STYLE」→「駅で無線LAN体験」)。ここにアクセスして「1DAY-ID/PW発行」メニューを選択するだけで、すぐにIDとパスワードが発行されるとともに、ESS-IDとWEPキーも表示されるようになっている。あとは提携ISPのモニター登録ユーザーと同様、無線LAN対応のノートPCなどにESS-IDとWEPキーを設定し、ログインページでIDとパスワードを入力することで接続可能だ。 発行されたIDとパスワードは翌午前3時まで有効で、実験エリアとなっているどの駅でも利用可能だ。同じ携帯電話からであれば、同日中なら何度取得しても同じIDとパスワードが発行され、日にちが変われば同じ携帯電話であっても異なるIDとパスワードとなる。有効期限を1日単位としたのは将来のビジネス展開を見据えたものだが、他にも時間単位や月単位も考えられるとしており、実験を通じて課金体系を検討する。
今年12月19日までの予定で進行中の駅でのインターネット接続実験の登録モニター数は現在、約1万6,000人。やはり、20代後半から30代の男性のビジネスユーザーが多いという。今後、無線LAN接続サービスを事業化するにあたっては、ビジネスユーザーの拡大とともに、それに続く層のユーザー獲得も課題となる。提携ISPに加入していないユーザーでも使える今回の携帯電話方式で、ユーザーのすそ野を広げたい考えだ。 なお、今回J-スカイで提供することにしたのは、すでにJ-スカイの公式コンテンツとして日本テレコムのメニューがあり、新サービスを追加しやすかったためだという。技術的には他のキャリアでも対応できるとしており、「NTTドコモやauともお話しする機会があれば、広げていきたい」(「無線による、駅でのインターネット接続実験」事務局/日本テレコム法人事業本部JR営業部の茨木敏課長)としている。 駅でのインターネット接続実験では、提携ISP会員からの登録モニターのほか、東京駅と上野駅で、その場に用意された申し込み用紙で手続きすることで合計1時間のネット接続が行なえる「一時利用ID発行サービス」も提供しており、今回の携帯電話によるID発行は3つ目の手段となる。日本テレコムによれば、携帯電話と無線LAN接続サービスを組み合わせたサービスは初めてだという。 ◎関連記事 (2003/4/16) [Reported by nagasawa@impress.co.jp] |
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