【新製品】
リコー、動画付きWebプレゼンテーションを低コストで作成する「MPMeister」
■URL
http://www.ricoh.co.jp/
|
MPMeisterで作成したWebコンテンツ
|
株式会社リコーは、講演や説明用スライドなどを組み合わせたWebコンテンツを自動生成するソフトウェア「MPMeister」(エムピーマイスター)の販売を4月18日より開始する。標準価格は98万円。
「MPMeister」では、「Microsoft PowerPoint」のスライド表示を用いた講演やプレゼンテーションを、PC2台とビデオカメラという少ない設備で、Webコンテンツとして生成する。利用には、コンテンツを作成する「コンソール用」とプレゼンテーションを行なう「クライアント用」のPC2台(それぞれに「MPMeister」をインストール)、およびIEEE1394対応のビデオカメラが必要となる。
コンテンツ作成時は、講演者はクライアントPCでPowerPointを操作しながら講演を行なう。この時に、講演者の映像や音声が、コンソールPCに接続したビデオカメラから直接ハードディスクに記録され、併せてPowerPointのスライド切り替えタイミングも記録される。講演後にこの映像データとスライドデータなどを統合し、Webコンテンツを自動生成する仕組みだ。
約60分の講演の場合、Webコンテンツの生成にかかる時間は1分程度で、終了後すぐにWebサイトで公開できる。動画はRealMedia方式でエンコードされるほか、PowerPoint資料から目次データを自動的に抽出、挿入することで、閲覧しやすいコンテンツを作成できるという。
「MPMeister」の対応OSはWindows XP/2000。別途各PCに「Microsoft PowerPoint」、およびコンソール用PCには「RealNetworks Helix ProducerPlus」が必要だ。リコーではタイムリーな公開と作成コストの削減が可能な製品として、企業の社内利用や講演記録、教育分野などでの利用を想定。この製品で、初年度100本の出荷本数を予定している。
(2003/4/17)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
|