【調査】
IDC、国内サーバー市場規模予測を発表。2007年まではマイナス成長の見込み
■URL
http://www.idcjapan.co.jp/
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2002~2007年の国内サーバー市場規模予測(IDC Japan提供)
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IDC Japan株式会社(以下IDC)は、2003年から2007年における国内サーバー市場規模の予測を発表した。2007年まで7年連続のマイナス成長になるという。
今回発表した予測は2002年の出荷実績に基づくもので、2002年の国内サーバー総出荷金額は、前年比マイナス11.1%の7,731億円となった。マイナスの要因は長引く不況によるものとしている。
IDCでは、依然として国内景気が回復の兆しを見せず、また経済環境にプラス材料が少ない状況から、2003年も国内企業がIT投資を抑制する傾向が続くことで、サーバー市場の回復が阻害されると分析。こうした観点から、2003年の国内サーバー市場総出荷金額を6,923億円、前年比でマイナス10.5%になると予測している。また2004年以降も国内景気の回復見通しが不透明な点や、サーバー製品の価格競争が今後も続く見込みから、2002年から5年間の平均成長率はマイナス4.0%となり、2007年の国内サーバー市場総出荷金額を6,307億円と予測している。
ただ製品分野別では、プラスになる分野もある。例えばIAサーバー(Standard Intel Architecture Server)は、2004年からプラス成長に転じ、2002年から2007年の5年間で平均2.2%の成長を見込んでいる。その一方で、UNIXサーバー市場は、同5年間の平均成長率でマイナス7.8%で縮小し、同様にメインフレーム市場も平均成長率マイナス7.1%で縮小すると予測している。
(2003/4/21)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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