光アクセスサービスの販売拡大に全力～NTTの3カ年計画

■URL
http://www.ntt.co.jp/news/news03/0304/030423.html

　NTTは23日、2003～2005年度の重点的取り組みをまとめた「NTTグループ3カ年経営計画」を発表した。光アクセスサービスを「ブロードバンドアクセスの本命」と位置付けており、「販売拡大に全力を傾注」する姿勢が示されたほか、より高品質なIP電話サービスを提供する計画も盛り込まれた。

　同計画によれば、光アクセスサービスについて、需要が集中するエリアで戦略的に施設を整備。同時に集中的な営業活動と業務プロセスの見直しを図ることで、開通期間を東京や大阪などの設備構築済みエリアで10日、その他の光化エリアで1カ月に短縮するとしている。無線系のアクセスサービスでは、FOMAのエリア拡大を継続するとともに、グループ会社を通じて無線LANサービスのローミング実現などにより需要開拓に取り組む。

　電話事業では、トラフィック減少が進む固定電話網のコスト削減に務める一方、ADSLの付加的位置としてのベストエフォート型IP電話サービスを提供することで他事業社に対抗。さらに、光アクセスの拡大にあわせて「高品質で多彩な付加機能を持つIP電話サービスへの移行を推進」するとしている。

◎関連記事
■NTTグループ、2004年度までの経営3カ年計画を発表
■NTT、FTTH普及期におけるサービスビジョンを発表

(2003/4/23)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]