【サービス】
日本ワムネット、CD音源データの高速伝送サービス。第一弾はPearl Jamのライブ盤
■URL
http://www.wamnet.co.jp/
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/20030422_132756_joho.htm (リリース)
http://www.pearljambootlegs.com/ (ライブ盤販売サイト)
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ライブ盤CDの販売サイト |
住友商事の子会社である日本ワムネット株式会社(以下ワムネット)は、CD製作などに利用する大容量音源データの高速伝送サービスを開始した。
ワムネットは米WAM!NETと住友商事が共同で1999年に設立した企業で、2002年にはNTT東日本も資本参加している。同社の主な事業は大容量デジタルデータの伝送・保管サービス。印刷・出版・広告などの業界を対象として、出版社や印刷所で共同利用できるアプリケーションサーバーのホスティングや通信サービスを、回線や機器を含めた統合パッケージとしてレンタル提供する点が特徴だ。2003年3月で顧客は約3,600社にのぼるという。
今回は米Sony Music Entertainmentと共同で、ロックバンド「Pearl Jam」の日本公演の音源データを米国に伝送するプロジェクトを、2月28日から3月6日にかけて実施した。東京・横浜など国内5都市で行なわれた公演の音源データを、各ライブ会場の最寄りの「Bフレッツ」サービス拠点から、ワムネットのサーバー「ワークスペース」へ伝送し、同社と米国WAM!NET間の日米間専用回線を経由して米国へ再伝送。公演終了後、72時間以内でのライブ盤CD製作を実現したという。製作したライブ盤は、Pearl Jamの公式サイトで販売されている。
ワムネットではこのプロジェクトの成功を機に、音楽業界向けに音源データの高速伝送サービスを積極的に展開。従来からの事業を含め、3年後に約8,000社のユーザー獲得を目標としている。
(2003/4/23)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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