【セキュリティ】
シマンテック、“SARS”に便乗したウイルス「Cronex」を警告■URL
シマンテック株式会社は、メールのSubject欄に「SARS」や「SARS Virus」と表示するウイルス「W32.Coronex@mm(以下、Coronex)」を警告した。Windows 95以降のWindows OSが影響を受ける。 Coronexは、独自のSMTPエンジンを利用して、Windowsのアドレス帳に登録されているすべてのメールアドレスに自分自身を大量に送信するワーム型ウイルス。送信メールのSubject欄に「SARS」や「SARS Virus」と表示する点が特徴だ。 Coronexに感染すると、「corona virus」というメッセージを表示した後、自分自身をコピーし、レジストリの改変を行なう。次に、Windowsのアドレス帳をレジストリーから探し出し、独自のSMTPエンジンを利用して自分自身を大量送信する。送信時のメールには以下のような特徴があるため、このようなメールを受信した際には細心の注意が必要だ。
万が一感染の疑いがある場合は、ウイルス定義ファイルを更新した後、PCをセーフモードで再起動してウイルススキャンを行なう。次に、発見されたウイルスをすべて削除し、レジストリーを修正しなければならない。シマンテックでは、被害状況、ダメージ、感染力を共に“低”と評価している。 (2003/4/24) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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