【業界動向】
日本オラクルとネットワークアプライアンス、ストレージ分野で提携
■URL
http://www-jp.netapp.com/news/press/2003/news_rel_20030424.html (日本NAのリリース)
http://www.oracle.co.jp/ (日本オラクル)
日本オラクル株式会社と日本ネットワーク・アプライアンス株式会社(以下ネットワークアプライアンス)は、データベースとビジネスアプリケーションのストレージ分野における提携を発表した。
日本ネットワーク・アプライアンスは米NetWork Applianceの日本法人として1998年に設立。ネットワークに直結したストレージ製品によって、アクセスする場所やOSなどの制約を受けずにデータ運用や管理を行なえるストレージソリューション事業を展開している。米Oracleと米Network Applianceは1997年から企業向けシステムの提携を展開し、共通顧客は世界で1,600社を超えており、日本でも高性能で信頼性の高いデータストレージ環境を提供していくため、両社の提携となった形だ。
具体的には、両社製品の相互運用に向けた最適化と機能拡張を目的に、技術および製品仕様に関する協力を行なう。日本オラクルはデータベース製品「Oracle9i Database」や「Oracle Collaboration Suite」などを、ネットワークアプライアンスはストレージ製品「NetAppファイラー」を基盤に、ネットワークストレージを用いたデータベースソリューション構築のための検証を行なっていく。この検証のためのソリューションセンターを日本オラクル社内に設置するほか、営業やマーケティングの協業も図る。
また日本オラクルが推進する「Unbreakable Linux」戦略(Linuxを“壊れない・止まらない・安全な”プラットフォームに拡張する戦略)に向けて、Linuxプラットフォームでの製品検証やマーケティング活動も積極的に行なっていく。これによって、Linux上でもコストパフォーマンスの高いソリューションを実現するという。
(2003/4/24)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
|