【セキュリティ】
位置により無線LANのアクセスポリシーを決めるセキュリティーソリューション
■URL
http://www.interlinknetworks.com/graphics/news/pr_Bluesoft_partner.pdf (英文、PDF)
米Interlinkと米Bluesoftは24日(現地時間)、両社が提携してクライアントの位置によって無線LANのアクセスポリシーを設定できるセキュリティーソリューションを提供することで合意したことを発表した。
Interlinkは802.1xや、WPAといった標準規格により無線LANネットワークのセキュリティを高めるソフトウェアソリューションを提供する。またBluesoftは「AeroScout」無線LANロケーションシステムによって、アクセスポイントにアクセスしてくる無線LANクライアントの位置を判別するソリューションを提供している。両者を組み合わせることにより、特定の建物やキャンパスの中でなければ企業内ネットワークにアクセスできないようなセキュリティポリシーの確立が可能となる。
こうした位置に基づくセキュリティーポリシーが必要になるのは、企業内ネットワークに対して、外に駐めてある車や他の建物などの怪しまれない位置から侵入しようとするハッカーが存在するからだ。
位置に基づくセキュリティーポリシーを採用することで、建物の中でもポリシーにより区別することが可能になる。たとえば、建物のロビーでは公衆インターネット接続が提供されるが、それ以外の場所では接続ができないというような設定ができる。
InterlinkとBluesoftは顧客を選別して2003年の第2、第3四半期に実証実験を行ない、第3四半期頃に商用化される見込みだ。
(2003/4/25)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)]
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