KDDI、デジタル著作権管理システムトライアル実施、モニターを募集

■URL
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2003/0425/index.html
http://fulham.jje.jp/ (ジャジャ・エンタテインメントのトライアルサイト)

トライアルの第一弾として、株式会社ジャジャ・エンタテインメントが開始するフルハム・稲本潤一選手の映像配信サイト

　KDDI株式会社は25日、コンテンツプロバイダーを対象に「DRM (Digital Rights Management：デジタル著作権管理) システムトライアル（以下、DRMトライアル）」を実施し、併せてモニターを募集すると発表した。

　DRMはデジタルコンテンツの著作権管理機能で、コンテンツを暗号化し、ライセンスを付与されたユーザーだけがコンテンツ再生可能となるため、不正コピーなどを防止できる。コンテンツプロバイダーが良質なコンテンツをインターネット上で配信するための必須技術として注目を集めている。

　DRMトライアルでは、ストリーミングやダウンロードによるコンテンツ配信を対象に、コンテンツの暗号化と配信、ライセンスの発行までを一体化して提供する。特徴は、既存のサイトにKDDIが提供するモジュールを組み込むだけで機密性の高いサイト構築ができる点や、コンテンツの閲覧回数や有効期限などの再生条件を自由に設定できる点などが挙げられる。

　トライアルでは、モニターはコンテンツをKDDIに預託するだけで、コンテンツ保護や認証・課金システムを行なうことができる。なお、トライアルの第一弾として、株式会社ジャジャ・エンタテインメントとソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング株式会社が5月1日よりこのシステムを利用したコンテンツ配信を始める。

　トライアル期間は4月25日から9月30日までとなっており、モニターの募集期間は6月30日まで。参加費用は無料。

(2003/4/25)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]