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BIGLOBE、コンテンツプロバイダーのアジア向け展開を支援■URL 日本電気株式会社(以下NEC)が運営するISP「BIGLOBE」は、国内コンテンツプロバイダーに向けた「海外展開パートナーサービス」を5月1日より開始すると発表した。アジア向けのコンテンツ事業展開を支援する。 ブロードバンド回線普及にともない、国内市場では動画などを中心にコンテンツサービスの充実が求められている。ただ、コンテンツ制作には多大なコストがかかるため、コンテンツプロパイダーからは海外へのコンテンツ事業展開といった販路拡大を望む声が高い。一方、アジア地域では、若者を中心に日本のゲームや音楽、アニメーションなどの人気が高いほか、コンテンツサービスへのニーズも高いという。 BIGLOBEではこうした状況に対応するため、アジア向けに付加価値サービス事業の強化を展開。すでに携帯電話の着信メロディなどを提供する「モバイルコンテンツの海外キャリア向け拡販」を開始している。この事業で、新たに「海外展開パートナーサービス」を開始する形だ。 このサービスでは、海外でのコンテンツ流通プラットフォームの提供をはじめ、サイトの保守・運用、ローカライズ支援や課金代行などを一貫して提供。これによって国内コンテンツプロバイダーの海外進出を支援する。具体的には、現地ISPと連携した認証・課金・回収代行サービスや、現地ホスティングサービスの提供、現地ISPとNEC現地法人が連携したアフターサービスなどを展開。BIGLOBEがこれまでコンテンツ収集事業者(アグリゲーター)として培ったノウハウと、NECのアジア現地法人、および提携関係にある現地ISPとの関係を生かした事業を行なっていく。エリアは中国や台湾、韓国をはじめ、シンガポールやマレーシアの東南アジアまでが対象となる。 BIGLOBEでは以前から台湾のChunghwa Telecom(中華電信)が提供するISPサービス「HINET」と共同で、日本のテレビ番組やファッションなどを紹介するサイト「日本情報発信基地」を運営している。今回、海外展開パートナーサービスの第一弾として、このサイトにオスカープロモーションのコミュニティファンクラブ「オスカーランド」を開設。このコーナーを通じての有償コンテンツ配信を支援していく。 BIGLOBEでは、「日本情報発信基地」でのアニメやゲームといったブロードバンドコンテンツ展開支援を進め、このサイトを活用した広告事業やeコマース事業などの拡大を行なっていく。これにより、2005年度末までには中国をはじめとするアジア地域で、約50億円以上の売上を目標としている。 (2003/4/28) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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