【サイト紹介】
学業・仕事のお供に~オンライン辞書サイト大集合
4月下旬ともなれば、入学・就職シーズンの忙しさも一段落し、いよいよ本格的な生活がスタートするころ。そこで今回は、学業や仕事の際にあると便利な、オンライン辞書サイトを特集する。自分の用途に合う辞書サイトをブックマークの1番目立つところに加えてみては?
●無料で使える辞書サイト~大手ポータル編
オンライン辞書サイトは、収録言語や機能に応じて多種多様。まず最初に、無料で使えるサイトをご紹介する。中でも大手ポータルサイトは、ほぼすべてがなんらかの辞書を提供中だ。
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LYCOSディクショナリ
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■LYCOSディクショナリ
http://dic.lycos.co.jp/
小学館の発行する「大辞泉」「プログレッシブ英和中辞典」など国語・英和・和英・新語の辞書4つを公開。また百科事典「日本大百科全書」の各項目別文字数を500字程度に抑えたコンパクト版も閲覧できる。
■goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/
三省堂の「大辞林 第二版」「EXCEED 英和辞典」などが利用可能。また「デイリー 新語辞典」から抜粋した注目の言葉を一覧表示しており、読み物としても楽しめる。
■Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
Yahoo! JAPANでの辞書検索は、インターネット検索などとシームレスに行なえるのが特徴。検索結果表示画面の右上にある「辞書」のリンクをクリックすれば入力語に応じて、国語・類語・英和・和英辞書から検索した結果を表示してくれる。
■インフォシーク
http://www.infoseek.co.jp/
インフォシークでは、トップページに専用ボタンを配置し、辞書検索機能へのアクセスが簡便なのが特徴。三省堂の提供による国語・英和・和英辞書の内容を直接検索できる。
■インフォシーク 現代用語2001
http://www.infoseek.co.jp/GHome?pg=gn_top.html
自由国民社が発行する「現代用語の基礎知識 2001年版」のデータを収蔵。約2年前の版となるが、各項目の解説文が充実しており、資料性は高いだろう。国際情勢から風俗・流行まで、解説分野も幅広い。
●無料で使える辞書サイト~マスコミ・出版・その他編
続いては出版社や英会話スクールのWebサイト内に用意された辞書検索機能を紹介する。ポータル系の辞書サイトでは国語辞書と和英辞書を同時に検索できる機能などが目立ったが、こちらのカテゴリでは単一の辞書が多い代わりに、例文等が比較的充実している。
■三省堂 Web Dictionary
http://www.sanseido.net/
多くのポータルサイトに辞書データを提供する三省堂のサイト。「デイリーコンサイス」シリーズの各辞典が無料で検索できる。またより多くの辞書が同時に検索できる有料会員制サービスも用意されている。
■英辞郎 on the Web(スペースアルク)
http://www.alc.co.jp/
外国語学習関連のビジネスを手がけるアルクのサイト。トップページ左上に辞書検索窓が常設されている。英和・和英の2種類が1つの検索フォームから検索可能だ。単語解説に加え、用例が非常に充実しているので、学習向けに適しているだろう。
■スペースアルク:英語
http://www.alc.co.jp/eng/index.html
こちらもアルクのサイト内にある、別の辞書機能。「ビジネス英語辞典」「語源辞典」の2種類が左フレーム内のリンクから利用できる。また英文ページのURLを入力すると、各単語の習熟重要度を調べられる機能「どこでも辞書 SVL12000」がユニーク。
クロスランゲージ辞書参照サービス
http://www.nova.co.jp/
翻訳システム開発業のクロスランゲージが提供する辞書参照サービス。「辞書参照サービス」はトップページの左メニューに用意されたボタンからアクセス可能。数学・物理から法律、エンターテインメントまで21カテゴリの英和・和英辞書の見出し語が検索できる。例文などはないが、用語の使い分けを調べるのに便利だろう。
ハイパー漢字検索
http://www.theta.co.jp/kanji/index.html
シータ社のデータベース「ハイパーワープロ漢字辞典」をWebサイト上から利用できるサービス。部首や総画数から漢字の読みやJISコードを調べられる。また逆の検索方法も可能だ。
●より詳細なデータ集めに~有料辞書サイト
ここからは各種の有料サービスを紹介する。ほとんどの場合、同時検索できる辞書が増えるほか、辞書自体の出版年度が新しいものになる。とくに新語・流行語系の辞書が多くラインナップされている。
■JapanKnowledge
http://www.japanknowledge.com/
小学館のグループ会社「ネットアドバンス」による検索サービス。1つのキーワードを入力すると、21種類の各種辞書・データベースを横断検索してくれる「ワンルック」サービスが最大の特徴だ。入会金2,500円、月会費が1,500円。
■イミダス
http://imidas.shueisha.co.jp/info/bitway/index.html
集英社が毎年発刊する最新用語辞典「イミダス」をオンライン利用できる。利用料金は1カ月200円で、ほかに1日だけ利用できる100円のプランもある。なお決済には、各種ISPの料金支払いサービスが利用できる。
■ネットで百科@Home
http://ds.hbi.ne.jp/
平凡社の「世界大百科事典」をオンライン検索できるサービス。料金は利用日数・ISPなどに応じて異なるが、概ね1カ月1,500~2,000円。ニュース映像、マルチメディア年鑑などの追加コンテンツも利用できるブロードバンド対応コースもある。
■知恵蔵
http://books.bitway.ne.jp/shop/detail_0/dic/dic03/00180001.html
朝日新聞の新語辞典「知恵蔵」の2002年版を検索可能。1週間単位でまとめられた新聞記事も収録している。利用料金は1日ならば100円。月額で240円。
●IT系新語に備えよう
日々生まれていく言葉の中でも、その大半が横文字・アルファベット略語のIT系用語は特に難解だ。日々更新できるオンライン辞書は、まさにこの分野に最適なものと言えるだろう。
■アスキー デジタル用語辞典
http://yougo.ascii24.com/
コンピュータ関連用語を網羅。各項目語は、おもにアスキーが発行する雑誌・書籍類からピックアップされている。検索結果画面の関連語リンクが便利。
■情報・通信辞典 e-Words
http://e-words.jp/
インセプトによる情報・通信用語事典。トップページからは単純な読み仮名検索だけでなく、分野別検索も簡単に行なえる。またInternet Explorerのコンテキストメニューを利用したツール「右クリックe-Words」を公開している。
■IBM 情報処理用語英和対訳集
http://www-6.ibm.com/jp/manuals/nlsdic/nlsdic.html
日本IBM制作のデータベース。同社のマニュアルや画面作成に際して構成されたもので、専門用語の英和・和英の対訳が検索できる。
●変わり種データベースサイト
ここまではおもに学術的な要素が強いオンライン辞書サービスを紹介してきたが、次に挙げるのは、用語集もしくはデータベース的な側面が強いもの。読み物としても楽しめる。
■野村證券 証券用語解説集
http://www.nomura.co.jp/terms/index.html
「前場・後場」「アニュアルレポート」など、ニュース・新聞でよく見聞きする証券用語の意味を調べられる。項目数が非常に多く、利用も無料なので、ブックマークに加えておいて損はないだろう。
■人名辞典「キーパーソン」
http://www.person.cbr-j.com/person/main4.shtml
政財界から芸術・芸能まで、各分野の著名人の生年や経歴などを掲載。原稿執筆時点での収録者数は8,200名だとか。各個人の公式サイトリンク集も圧巻。
■拡張子辞典
http://www.jisyo.com/viewer/
PC上で利用するファイル名とは切っても切れない「拡張子」を紹介。OS標準の拡張子から、各アプリケーション専用のものまで、幅広く解説している。
■日経goo
http://nikkei.goo.ne.jp/
日本経済新聞提供による企業情報データベース。一部コンテンツは有料だが、各企業の基礎情報・解説文は無料で閲覧できる。
●リンク集
今回はおもに日本語で構成されたサイトを紹介したが、海外の言語も含めたより総合的な情報を求める方のために他のリンク集を挙げた。英英辞書・日仏辞書などは以下も参照されたい。
■翻訳のためのインターネットリソース
http://www.kotoba.ne.jp/
翻訳者向けのディレクトリサービス。英語をはじめとした各国語辞書へのリンク集としてだけでなく、翻訳に役立つデータベースの紹介が充実している。
■a2001.com 辞書関連リンク
http://www.a2001.com/link/dic.html
辞書や翻訳関連ソフトを販売するショッピングサイト「a2001.com」のリンク集。より専門的な用語辞書へのリンクを多数掲載している。
■オンライン辞書・辞典リンク集
http://www.hir-net.com/link/dic/
無料で使えるオンライン辞書サイトのリンク集。海外のサイトも対象としており、英英辞書サイトなども紹介。
■JITEN
http://www.jiten.com/
新着サイトなどオンライン辞書関係のニュースやリンク集を掲載。そのほかに、世界の博物館・美術館をはじめとした、学識者向けの情報が多い。
(2003/4/28)
[Reported by 森田秀一]
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