【ソフトウェア】
P2Pフレームワーク「SOBA」での論文共同作成を支援する「TECOAS」
■URL
http://www.kaba.or.jp/tecoas/
京都大学数理解析研究所の研究者を中心としたグループ「KABA」(Kyoto Artificial Brain Associates/Kyoto Anti-Basic Associates)は、P2Pの共有空間構築を目指す「SOBA」プロジェクトによる、P2Pフレームワーク用のアプリケーション「TECOAS Version 0.1」(以下TECOAS)を公開した。無料でダウンロード利用できる。
TECOASは、4月15日に公開された「SOBA P2Pフレームワーク1.0β」(Windows XP/2000に対応)上で動作するもので、文書の共同作成を支援するアプリケーション。共有したグループ内での文書の閲覧や付箋によるコメントの共有、チャットが可能で、付箋やチャットで数式の入力も行なえる。論文などを遠隔地の相手と共同作成する際に、電子メールや添付ファイルのやりとりを何度も行なう作業が煩雑なことから、共有空間を利用して、作業を円滑に進めることを目的に作成されたという。
なお、文書閲覧の共有にはPostScriptファイルを変換するソフト「Ghostscript」が、チャットや付箋などでの数式入力・表示を行なう場合には、組み版ソフトの「LaTex」のインストールが別途必要となる。
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(2003/4/28)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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