【セキュリティ】
~一時的に修正パッチを削除するなどの対処方法を掲載
Windows XPに修正パッチをあてると、パフォーマンスが低下する不具合
■URL
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;819634 (英文)
米Microsofは、Windowsのカーネルに関する脆弱性の修正プログラムを「Windows XP Service Pack 1(以下、XPSP1)」に適用すると、パフォーマンスが低下する問題を低減するための手順を公開した。
この脆弱性は4月17日に発見されたもので、Windowsカーネルの一部に脆弱性が存在し、攻撃者の権限が管理者権限に昇格する可能性があるというもの。Microsoftでは、同日この脆弱性に対する修正プログラムの配布を開始したが、この修正プログラムをXPSP1に適用すると、パフォーマンス低下が発生することがあるという。
Microsoftでは、一時的にこの問題を低減するための手順を公開した。低減するための手順は、「一時的にMS03-013(Q811493)を削除する」方法と「ウイルス対策プログラムのリアルタイム検索を停止する」方法の2種類。
「一時的にMS03-013(Q811493)を削除する」方法は、コントロールパネルの『プログラムの追加と削除』から、「MS03-013(Q811493)」を削除するというもの。
「ウイルス対策プログラムのリアルタイム検索を停止する」方法は、利用しているPCにインストールされているウイルス対策プログラムのリアルタイム検索機能を一時的に停止することにより、パフォーマンスの低下を軽減できるとしている。ただし、この方法を行なうと、リアルタイムでウイルスチェックができなく危険性が増すため、推奨できない。
Microsoftでは、この問題を認識・調査している段階であり、この問題を修正するプログラムを作成中だとしている。
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(2003/4/28)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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