【業界動向】
G8、独などがITテロ対策を提言
■URL
http://www.bmi.bund.de/dokumente/Pressemitteilung/ix_92000.htm (独語)
パリで開かれたG8の司法・内務大臣会合において、Otto Schily独連邦内務大臣は5日、テロに対する2つの提言を行ない、特にデータベースと公的書類および国際空港などにおけるセキュリティ増進を提言していたことがわかった。
同時多発テロ以降、先進国ではセキュリティに関する対策が議題にあがることが多くなっている。国により多少の温度差はあるものの、G8レベルで国際テロに対して本格的に対策を講じることが必要との認識で各国が一致した。
今回提言に盛り込まれたのは、国際空港におけるセキュリティ強化のほか、文書、データベース、ネットワーク関連のセキュリティ強化。情報インフラの整備およびセキュリティ強化もまた、テロ対策を念頭に強化すべきとされた。
この情報インフラ整備に関しては、パスポート情報にバイオメトリー手法を適用していくことも推進すべきとの認識や、犯罪者または容疑者のDNAデータの交換についても提言され、個人の特定のための情報として国際間で交換していくべきであるとの見解も示されている。
このほか、特に児童ポルノが問題とされ、データベースの作成および活用が叫ばれた。
(2003/5/7)
[Reported by Gana Hiyoshi]
|