【新製品】
エッジ、アプリケーションが1年間使い放題の低価格OS「LindowsOS」発売
エッジ株式会社は7日、米Lindows.comがLinuxをベースに開発した低価格OS「LindowsOS」日本語版を発売すると発表した。6月下旬の発売を予定している。 LindowsOSの特徴は、低価格でOSを販売し、アプリケーションは“Click-N-Run Warehouse”と呼ばれるダウンロード方式で配布をすることだ。Click-N-Run Warehouseは、99ドル(日本語版の利用料金は未定だが、これに準ずるという)の利用料金で1年間アプリケーションのダウンロードおよびインストールが無制限に行なえるサービス。現在、統合ビジネスソフト「StarOffice」やMP3プレーヤー、ゲームなど約1,700本のソフトが公開されている。エッジでは、このうち100本程度を日本語化する予定だが、残りの多くのソフトもマルチ言語に対応しているという。 なお、LindowsOS本体には、Webブラウザー「Mozilla」、メールソフト「Mozilla Mail」、Windows MessengerやYahoo!Messengerとの互換性を持つインスタントメッセンジャーなどが同梱されている。さらに日本語版には、日本語変換システムとしてATOKの採用が決まっている。 また、LindowsOSは月額500ドル(本数無制限)でOEM供給されるのも特徴だ。エム・シー・ジェイ株式会社から2万9,800円(予価)の低価格PCが発売される予定。 エッジの榎本大輔取締役兼最高戦略責任者は、「LindowsOSといえば、LinuxOSの上でWindowsアプリケーションを実行できるのが売りだと思われているが、あくまでも本質はClick-N-Run Warehouseによる低価格なマシンの提供だ」とコメント。2003年9月末までに、2~3億円の売上を見込んでいる。 LindowsOSは、MP3.comの創業者で前CEOだったMichael Robertsonが始めた事業で、6月末の日本国内販売開始時には来日し、講演を行なうという。LindowsOSは現在、Microsoftから商標侵害を理由に訴訟を起こされている。 (2003/5/7) [Reported by okada-d@impress.co.jp] |
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