【集中企画】
本探しは「オンライン」が定番~書籍ショッピングサイト
インターネットと通信販売は、今や切っても切り離せない関係。数々のショッピングサイトがあらゆる商品を販売している。その中から今回は、インターネットの登場で爆発的に普及・進化した、書籍ショッピングサイトをご紹介する。
●あらゆる本探しに~書籍販売ポータル
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Amazon.co.jpのサイト |
私たちが本と触れあう最初の入り口は、なんといっても町中にある書店。その一般書店と同じ感覚で書籍を探せるのが、大規模に展開する書籍販売ポータルサイトだ。各出版社の本を総合的に取り扱っている。
■Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/
書籍通販サイトとしての知名度はピカイチ。一般書やコミック以外にも、CDやDVD、ゲームソフトなども取り扱っている。商品を1,500円以上購入すれば送料無料と、気軽に購入しやすい点も特徴だ。
■クロネコヤマトのブックサービス
http://market.bookservice.co.jp/
「宅急便」で知られるヤマト運輸の書籍通販サイト。1回あたりの送料・手数料は何冊同時に注文しても200円と、比較的おトク。電話やFAX、各種携帯電話のインターネットサービスからも注文できる。
■楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/
総合ショッピングサイト「楽天市場」でも書籍を販売している。購入金額は「楽天ポイント」の付与対象にもなっており、ポイントは書籍以外の商品購入時にも使用できる。
■JBOOK
http://www.jbook.co.jp/
出版・音楽関連企業など複数社の出資によって運営。送料体系が2
種類あり、複数の書籍を同時注文した場合に順次配送するか、もしくは全商品の入荷を待ってから一括配送するかを選べる。
●出版社系のショッピングサービス
インターネットの普及で、出版社みずからが通販を行なうサイトも増えている。ここでは出版社による充実した通販Webサイトを紹介する。
■講談社BOOK倶楽部
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/
出版大手「講談社」の通販サイト。同社発行の一般書籍・コミックだけでなく、旅行・歴史関連の週刊雑誌が注文できる。
■集英社
http://www.shueisha.co.jp/
http://www.s-manga.net/
集英社のWebサイトでも、書籍の注文が直接可能。なお関連サイトの「s-manga.net」では、同社発行の漫画誌とコミックスを、目次周辺の数ページながらも限定的に公開中で、購入前の参考になるだろう。
■岩波書店
http://www.iwanami.co.jp/
老舗出版社である岩波書店のWebサイトも、通販機能が充実。書籍の検索結果画面から直接、複数タイトルの注文ができるので、特定ジャンルの本をまとめ買いする場合などに便利だ。
●リアル書店が運営するインターネット通販
大手書店チェーンでも、オンライン販売を積極的に展開している。また出版取次ぎ会社のサービスでは、オンラインで注文した書籍を書店店頭で受け取ることができ、オンライン決済が不安な人にも向いている。
■e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/
出版物取次会社のトーハンが運営するオンラインショッピングサイト。このサイトから注文した商品を最寄りの加盟書店で受け取ることができる。書店受け取りの場合、サービス利用手数料が無料になる。
■本やタウン
http://www.honya-town.co.jp/
こちらも出版物取次会社の日本出版販売が提供するサービス。書籍を在庫確認した上で注文し、決済と受け取りを希望の書店で行なうことができる。横浜の有隣堂本店など大手9書店では、店内在庫の確認にも対応している。
■Kinokuniya Book Web
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/
書店チェーン「紀伊國屋書店」のオンライン書籍販売サービス。同社の新宿本店・新宿南店の商品在庫をオンラインで確認できる。
■丸善
http://www.maruzen.co.jp/
こちらも全国展開を行なっている丸善のWebサイト。学術・ビジネス関係中心の硬派なラインナップが特徴だ。注文1回あたりの送料は380円で、7,000円分以上の購入で無料になる。
●ネットにも中古書店が進出中
インターネットでの書籍通販に並び、ここ数年で大きくサービス領域を広げているのが中古書店だ。なかでも規模の大きいサイトを紹介しよう。
■eBOOKOFF
http://www.ebookoff.co.jp/
「日本最大級のオンライン中古書店」を謳うeBOOKOFF。書籍に加え、CDやゲームソフトなども中古品を取り扱う。不要になった品物の集荷を、オンラインで申し込める「ネット買い取りサービス」の申込も可能。
■UBOOK
http://www.ubook.co.jp/
中古本販売チェーン・古本市場グループのオンライン通販サイト。無料会員向けのサービスとして、希望商品入荷時の連絡、買取査定額の検索などを提供している。
■早稲田古本ネット
http://www.w-furuhon.net/
東京・早稲田大学近辺の古書店で構成している「早稲田古書店街連合会」が運営。会員書店の在庫検索や、オンライン注文が可能だ。
●より専門的な書籍販売サイト
コンピュータや学術など、特定のジャンルに特化した書籍販売サイトもある。出版社の垣根を越えて、より専門的な書籍を探すのに向いているだろう。
■cbook24.com
http://www.cbook24.com/
コンピュータ関連商品を出版する38の企業が出資したオンライン書店。取り扱い商品は和洋のコンピュータ専門書やソフトウェアが中心で、送料無料で利用できる。
■まんがの森オンラインストア
http://www.manganomori.net/
日本のコミックスはもちろん、アメリカや台湾など海外の漫画や同人誌も幅広く取り扱う。ほかにも著者サイン本や復刻版書籍などコアな品揃えが特徴だ。
■専門書の杜
http://www.senmonsho.ne.jp/
その名もズバリ「専門書の杜」。ジャンルも医療や美術関係など幅広い。大日本印刷の運営によるサイトで、271社(原稿執筆時点)の専門書を取り扱う。
■政府刊行物
http://www.gov-book.or.jp/
各種の白書や審議会答申など、政府関連出版物の検索が可能。オンライン注文での決済は、銀行振込や代引きのみになるので注意。
●書評
本を選ぶ際に、大いに参考になるのが書評。特に新聞社系のWebサイトは、紙面掲載記事と連動したものを含め、非常に充実している。
■YOMIURI BOOKSTAND
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/
読売新聞のWebサイトに内にある、書籍情報。評者による一般的な書評以外に、著作者インタビューなどを掲載。また各分野の新刊情報も詳しい。
■BOOKアサヒコム
http://book.asahi.com/
朝日新聞の書籍情報ページ。各書籍の販売が中心だが、その分、書籍の表紙写真などイメージ類が充実。思い出の1冊をインタビューする「私の好奇心」のコーナーは、なぜかゲストにアイドルが多い。
■論座ネット
http://www3.asahi.com/opendoors/span/ronza/net/
朝日新聞出版本文のコンテンツで、主要新聞6紙と、週刊誌・月刊誌など10数誌に掲載された書評を著者名やタイトルから検索できる。ただし書評記事そのものは閲覧できない。
■ブックレビュー
http://www.bookreview.ne.jp/
夕刊紙「日刊ゲンダイ」に掲載された書評を中心に掲載。読者層を反映してか、ミステリー小説やビジネス関連書の書評が多い。
●電子出版とその他の情報源
最後に、書籍に関する情報源のサイトを紹介する。電子出版への取り組みや総合リンク集など、書籍を取り巻く多様な環境を知る上での助けになるだろう。
■ウェブの書斎
http://www.shosai.ne.jp/
電子出版やオンデマンド書籍など、デジタルメディアならではの書籍データを販売する。PDFやドットブック形式など複数のデータ形式に対応、ジャンルも一般小説から人文・思想など幅広い。
■青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/
“インターネット電子図書館”を標榜するWebサイト。著者の死語50年を経過したことなどにより著作権が消滅した作品を、無料で公開している。現在、約2500タイトルをラインナップ。
■本のみちしるべ
http://www.hon-michi.net/
多数のオンライン書店をサービス面や価格体系から比較する、個人運営のWebサイト。送料無料になる利用金額を各サイト別にまとめた表が便利だ。
■TOSHO CARD WEB
http://www.toshocard.com/
おなじみ図書券・図書カードの公式サイト。トップページでは目立たないが、出版社から作家、業界紙まで、書籍に関する事項を網羅した強力なリンク集は必見。
(2003/5/12)
[Reported by 森田秀一]
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