【新会社】
~SSL事業シェアナンバー2の米GeoTust社と提携し、年額3万4,800円で1日以内に発行GMOグループ、低価格と即時発行を全面に押し出した電子認証業務を開始■URL
GMOグループのGMOホスティングアンドテクノロジーズ株式会社(以下、GMOHT)は13日、米GeoTust社との業務提携により「日本ジオトラスト株式会社」を設立し、電子認証業務を開始すると発表した。同社は、GMOHTの100%出資会社で資本金5,000万円。 日本ジオトラストは、サーバー証明書(SSL認証)事業を主軸として情報セキュリティサービスや電子認証業務を提供する。サーバー証明書において世界第2位のシェアを誇るGeoTust社のシステムなどを導入することにより、サーバー証明書発行業務をほぼ自動化し、低価格と迅速な証明書発行を実現した。 サービス開始当初、日本ジオトラストが提供するサービスは、「QuickSSL Premium」、「True Site」、「True BusinessID」の3種類。「QuickSSL Premium」は、128bitSSLの暗号とサーバー証明書を、入金確認後24時間以内に発行するサーバー証明書発行サービス。従来、サーバー証明書発行に必要だった「登記簿謄本」や「印鑑証明書」などの書類提出の手続きを省いて証明書を発行する点が特徴だ。 同社では、サーバー証明書申請者の身元確認をレジストラーに登録されている「ドメイン登録者情報」を元に行なう。具体的には、申請者のドメインを各レジストラーの「Whois」機能を利用して検索し、そのドメインに登録されている管理者のメールアドレスへ申請確認のメールを送信する。そのメールに掲載されているURLをクリックすることによって本申請が開始され、実際のサーバー証明申請処理が開始される仕組み。この仕組みにより、登記簿謄本などの書類提出の手間を省き、証明書を短時間に発行できることに加えて、登記簿謄本が必要だったために取得が難しかったSOHOユーザーや個人ユーザーも申請が容易になるという。料金は、電子認証大手の日本ベリサイン社の年額13万8,000円に対して、年額3万4,800円で提供する。 「True Site」は、当該Webサイトが実在する企業のものであることを証明する企業証明書発行サービス。料金は、年額2万9,800円。「True BusinessID」は、サーバー証明書と企業証明書サービスをパッケージしたサービスで、年額5万9,800円で提供する。日本ジオトラストでは、これらのサービス以外にも、クライアントユーザーを証明するクライアント証明書サービスや、“.exe”ファイルや“.cab”ファイルに対応した証明書サービスを年内に開始する予定だ。 GMO会長兼社長の熊谷正寿氏は、「現在、SSL認証分野で世界の80%のシェアを持ち、国内でも圧倒的シェアを誇る日本ベリサインと同等品質のサービスを、スピードと値段で対抗して提供していく。GMOグループのホスティングやドメイン事業など、さまざまな事業と連携させることによってSSL認証サービスを拡大させていき、SSL認証分野で日本ベリサインを抜いてシェア1位を目指す」と語った。 (2003/5/13) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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